ポリフェニレンサルファイド異形/複合繊維の製造技術の開発が同定された

中国から紡績科学研究院研究開発センターが担当する中国紡績工業協会の指導的プロジェクト「ポリフェニレンサルファイド異形/複合繊維製造技術の開発」がこのほど、北京で中国紡績工業協会が主宰する科学技術成果鑑定に合格した。

このプロジェクトは自主知的財産権を持つポリフェニレンサルファイドの開発に成功したふくごうせんいソフトハードウェアセット技術により、ポリフェニレンサルファイドを皮層とし、増粘ポリエステルやポリアミド66などを芯層とする異形断面の皮芯複合繊維を製造した。この繊維は耐強腐食、耐熱、耐紫外老化及び高強度などの優れた性能を有し、国内の空白を埋めた。

総後軍需研究所の施椙梧博士、中国化学繊維工業協会葉永茂副会長らベテラン専門家で構成された鑑定委員会は、ポリフェニレンサルファイド異形/複合繊維セットの技術及び繊維製品を高く評価し、この成果は国際先進レベルに達し、ポリフェニレンサルファイド繊維の差別化開発を実現し、革新性があると一致した。この成果はポリフェニレンサルファイド繊維の応用分野の開拓に有利であり、良好な市場見通しを持っている。